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酋長の娘
しゅうちょうのむすめは、いのる
ほのおにむかって いのる
なぜなら、それが
しゅうちょうのむすめのしごとだから。
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生け贄の娘
いけにえのむすめは
いつも いけにえになっている
にがしても にがしても
ゆだんをしてると
すぐに いけにえになっている
こまったことだが
それが いけにえのむすめなのだから
しかたがない。 |
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まじない師
ほのおにいのれ!
いけにえをささげよ!
たまごさまに おそなえをまつるのじゃ!
まじないしの いうことは ぜったいだ
だって まじないしは なんでもしっているから
なぜなら
むらで いちばんとしをとっているから。 |
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蛮族の娘
ばんぞくのむすめは じゃまをする
たまごさまのとちゅうで じゃまをする
だから たまごさまには ちかづけない
ばんぞくのむすめは じゃまをする
とりあえず じゃまをする
だって、
それが ばんぞくのむすめだから。
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交渉人
こうしょうにんは
どんなことでもこうしょうしてくれる。
おかねしだいで、
ばんぞくとだって はなしをつけてくれる。
とてもすごいことだが、
もっとすごいことに、
いつもにこにこしているのに、
めは けっしてわらっていない。 |
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荷物運びの娘
にもつはこびのむすめは
おそなえを かるがるとはこぶ。
なぜなら むすめは すごいちからもち。
とくべつなわんりょくは とくべつな しごとのために!
そして、
とくべつのしごとは
どくとくのたいけいを かたちづくる! |
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こそどろ
こそどろは おそなえをねらっている
よこから かすめとろうと ねらっている。
とくに おそなえがほしいわけではないが、
ひとのものとなると
どうしてもよこどりしたくなってしまう。
こまったことに、
それが こそどろの さがなのだ。 |
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たまごさま
たまごさまは こまっている
おそなえを とられたので こまっている
だけど てもあしもだせない
だって
たまごだから しかたがない |
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コロンギヌスの槍
むらにつたわる ころんぎぬす!
ころんぎぬす は せいぎのさばき!
いかづち おとす でんきのいりょく!
あくとう こそどろ にがしはしない
てんにかかげよ せいぎのやりを!
いざゆかん!
あくとうどもに てんちゅうを! |
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とんでゆけ!
ねらいをさだめて ころんぎぬす!
あくをうつのだ せいぎのさばき!
おもいしらせろ でんきのいりょく!
と〜んで〜ゆ〜け〜♪
しかし ねらいははずれ
あくとう こそどろ にげてゆく
そして
やりのむかったそのさきは? |
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飛び上がるたまご様
ねらいをはずれた せいぎのやりは
まっすぐむかっておちてゆく
むかっておちて つきささる
たまごさまに つきささる
つきささったら いかづちおとす
でんきのちからが みちあふれ
たまごさまはとびあがる!
そして
てあしださずに みみだした! |
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たまご様の正体
でんぎで めざめた たまごさま
しょうたいあらわす たまごさま
じゅうでんばっちり たまごさま
だけど、
いたくて とびあがるたまごさま |
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ひとめぼれ
おちたさきには いけにえのむすめ
はたと みつめる たがいのひとみ
たちまち はなさく こいのはな
これで ふたりはひとめぼれ
このさき なかよく くらします
これにておはなし
「大団円〜♪」ヽ(・∀・)ノ
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