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夢のお告げ
明日の朝、表に出て最初にてにしたものを大切にするのよ。
そして、いずれそれを欲しがる人が現れるから、
その時は快く交換するのよ。
そうすれば
きっといいことがあるわ♪ |
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バラのはなびら
目がさめて、表に出るとすごい風! 思わずよろめき地面に手を… するとそこには大きな花びら! まるでキャベツの葉のような 大きな大きなバラの花びら! 香りも強烈、脳に効く! 体も痺れて動けない!
「オ〜ホホホホ♪存分に香りを楽しんでよくてよ〜♪」
かすかに聞こえる笑い声。 バラ栽培が大好きな 隣の娘の笑い声。
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ソース
困ったな〜! 注文がたくさん来てるのにキャベツが足らへんやん! どこかにキャベツがないかないな? おお!ちょっと、じぶんその手にしてるんはキャベツちゃうん!? え?ちゃうん? ちゃうことあらへんやん、キャベツやん! え?バラの花びら? あほいいな!あんた、そんな大きいバラの花があるかいな! なあ、お願いやそれ譲ってくれへん? うち今キャベツがのうて、めっちゃ困ってるねん。 なあ、なあ… そうそう、ただとはいわんで! これを代わりにあげるから! な、うちの特製のソースや! これがあればどんな料理でもいっぺんい美味しゅうなるで〜! え?えええの!♪ やった〜! おおきに、おおきにな〜! |
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黒帯
まいったわね〜! お姉ちゃんが留守しているので、 あんたが料理するなんていうから… だから私は反対だったのよね〜。 素直に出前を取ればよかったのよ。 で、どうする?この料理。 とてもじゃないけど、このままじゃ無理よね〜。 あれ?何この香り! あら、いい香りじゃない! ちょっと、ちょっと、そこのあ・な・た! そのソース譲ってくれないかしら? 今私たちすごく困ってるのよね〜♪ え?ただではダメ? そんなこといわないで〜♪ね・え〜♪うっふ〜ん♪ …あら、固いわね〜、あなた! いや〜まいった!! あなた商売うまいわ〜! では、え〜っと、ん〜っと… そう!これがいいわ! え?あんたは黙ってなさい! もとはといえば あんたが変な料理を作ったから悪いんじゃない。 え?いやいや、 いいのよあなたには関係ないことだから♪ はい、ソースの代わりにこれをどうぞ〜♪ すごくありがたいのよ〜それ! うちの道場でも、 なかなかそれを手にすることは難しいんだから〜。 すごくお値打ちよ〜、 にくいね〜!この商売上手!まいったまいった! じゃ、そゆことで〜! 大事にしてね〜その黒帯♪ |
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決闘
こら!そこのお前!
その黒おびは格闘家の証あるな!
だとしたら、わたしは黙ってここを通させないあるな!
いざ尋常に勝負するよろし!
なぜ?
格闘家は格闘するのがお仕事ね!
お仕事するは当たり前あるな!
わたしと勝負して
その黒帯を置いていくがいいあるな〜! |
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どっか〜ん!
アイヤ〜!お前強いある! わたし全然歯が立たなかったあるな。 わかった、お前の勝ちある。 そういうことで…
「ちゅっ♪」
わたしはお前のものになったある! これから一生仲良く暮らすね♪
そうすればきっといいことがあるね♪
と、そのとき天の声…
「ね、いいことがあったでしょ♪」
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