化 身
(無断転載禁止!)
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時の化身

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小さき鼓動も巨大な脈動も20億回 

か細き呼吸も大きな息吹もが5億回

それが与えられた時間ならば

時の長さとはなんだろう?

今はすぐさま過去になり、未来はすなわち今に流れる

あの人は私で、私はかの人

何を喜び、何を嘆く?

過去も未来もすぐそばにあるというのに

 

 

 

時間とは流れて行くものでしょうか?
上でも述べておりますが、長生きする生き物も2〜3年の寿命の生き物も、
一生のうちで行う生命活動(鼓動、呼吸、タンパク合成)は同じ回数。
たとえ数十年間の違いがあれども、
ねずみの一生もゾウの一生も同じ一生。
つまり、地球の一日と他の星の一日が同じ一日なのと同様に、どちらも同じ時間。
なんか不思議〜!
また、われわれの持つ時間でも、
楽しい時間は一瞬で、辛い時間は長く感じます。
すごく印象深い過去の出来事ははっきり覚えているのに、一昨日のおかずが思い出せない。
これも不思議〜!
そう考えると、いつもとらまえている時間の概念とは何なんでしょうね?
きっちりと機械的に刻まれた時間の表記以外に、体感する時間が絶対存在していますよね。
そして、普段の私たちの感情に直結しているのは、むしろこっちの時間なのではないでしょうか?
だから最近思います。
時間とは長短ではなく、強弱ではないかと。
流れ去るものではなく、脈打つリズムなのではないかと。
だとすると、
良い時のすごし方とは、いかにダイナミックに時を刻むかということになりますよね。
その、脈動が大きければいつでも感じ取れるので、
遠い「過去」の出来事も「今」であり、「未来」にもなりえる!
無論これは言葉の遊びですが、
このような考え方は、時を支配できるようで痛快ではないですか?


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