化　身
（無断転載禁止！）
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収穫の化身

この一粒は空のものに　

吾（われ）羽ばたいて空を飛ばん

この一粒は水のものに　

吾流れて彼の地まで行かん

この一粒は土のものに

吾同胞（はらから）の森を作らん

そしてこの一粒はお前に…

常に身に添い　吾を感じよ

　　

収穫は略奪にあらず、ギブアンドテイクの代表例♪

私は常々そう思っております。甘い果実を材料に、各地への進出を持ちかける。なんともしたたかな生き方でしょう♪ そこいらへんが、しんの強い女性像とダブります。古来豊穣の神に女神が多いのも、「産む増やす」という面だけでもなく、そのような真の強さ、したたかさに、皆気づいていたからじゃないだろうかとも思ってしまいます。
実は… ある方が、この詩を読んでくださって「物悲しい」と感じられました。

自己を犠牲にして、他者に尽くすその姿がそう映ったようです。

そうか～、うんうん…

でも実は、私はこの詩も絵もすごくたくましい生き方をイメージして作っていました。

あらゆる手段であちこちで繁栄し、そして、一番大事な人のもとは、離れずにずっとともにある。でも、同じ行為も視点を変えると全く別になるんですね。今回はそういう見方がすごく興味深く、参考になりました。 (*^人^*)

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