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| さて、１０月になると体育祭です。 のんちゃんの学校では、お昼の休みに 各クラブ対抗のリレー競争が行われます。 このレースの優勝クラブには、 部費の特別ボーナスが出るのでみな本気で挑みます。 また、順位だけではなく、 各クラブの持ち味を生かした工夫も採点に加味されるのです。 ですので、 水泳部は水着で走り、テニス部はミニスカート、体操部はレオタード、 ♪〜ヽ(^∀^)ﾉ （ちなみに、＿|￣|○ 山岳部はリュックを背負って…） そういうわけで、 クラブに入っていない生徒たちにも大人気の種目なのであります。 さて、のんちゃん属するバレー部はというと、 のんちゃんがバレーボールを抱えて走ることを提案しましたが、 φ(._*)☆＼(-_-)「走れるか！」 では、ネットを引きずって走ろうといえば、 φ(._*)☆＼(-_-)「地引網か！」 というわけで、 結局は普通にいつものユニフォームで走ることになりました。 さてどうなるかな？ う〜ん、うちらのウニフォームって体操服とブルマやん、地味やな〜。 せっかく、アンカーやのに目立てへんし… もっと、こうバレー部らしく… と、のんちゃんがぶつくさ言いながら待っていると、 早くもバトンを持った走者がやってきました。 ちょうど陸上部とトップを競っております！ しかし、アンカーは足には自信のあるのんちゃんですから これはもしかしたらいけるかも？ タイミングばっちりでバトンを受け取るかと思われたその瞬間！ おっと！バトンがはじかれた？！ しかもその後、のんちゃんが転倒してくるりと一回転！ どよめく観衆！ しかし、スパッと立ち上がり一気に加速！ トップにぐんぐん迫ります。 ですが、さすがに陸上部は速い！ もう少しのところでのんちゃんは届きませんでした。 「おしかったな〜。」 「うん、でもよくやったよ。」 バレー部のみんながよって来て慰めます。 「運が悪かったね、あそこのバトンミスと転倒がなかったら勝ってたのにね。」 するとのんちゃんが、 「え？あれはミスでもないし転倒でもないよ？」 「ほんなら、あれはなんなん？」 「あれはな…」 「ふんふん」 （･∀･）「一人時間差攻撃と、回転レシーブや！」 「な？バレー部らしかったやろ？」 φ(._*)☆＼(-_-) バレー部らしいかどうかは別にして、 誰もが、とてものんちゃんらしいなあと感じて 怒る気にもならなかったのでした。 |
