お絵かきのコーナー
(無断転載禁止!)
その56 細腕繁盛記!


今年もまたプールの季節がきました。
その準備で今日はプール掃除をしております。

そんななか、ランちゃんは空を見上げて…

「あ〜、ええ天気やなぁ〜。
こんな日はレイさんとデートしたいけど、
先立つもんがないんやなぁ〜。
どっかにお金が転がってへんかな〜。
お金さえあればこんなとこで掃除なんかしてへんのに。
あ〜!もうみんなビンボが悪いんやぁ〜!」

そんなことを思いながらも掃除をしていると、
あちこちでの話し声が聞こえてきました。

「うひょひょ♪いよいよプールじゃ〜!水着じゃぁ〜!」
「今年は俺携帯で隠し撮り!」
「ばか!大きな声で言うな!警戒されるだろうが!」
「ほんと、この時期になると、毎回男子が大騒ぎするのよね。」
「全くすけべなことしか頭にないのかしら?」
「あのエネルギーを他に使えばいいのにね〜。

と、ここまでの話を聞いていたランちゃん…

たしかに…
地球の男子の水着に対する執着はすごいものがあるよな…
反対に、女子は下着姿は嫌がるのに、
水着だと見られても割と平気…
う〜ん、なんかビッグビジネスの匂いがするでぇ〜♪


こらいける!

さて、そういうわけで、自宅に戻ったランちゃんは、
早速素敵なアルバイトについて考えます。

う〜んと…
でもただの水着姿なら、プールのときに普通に見れるから、
誰もお金を払ってまで見ないわよね…
う〜ん…
よし、とりあえず一度着替えて考えて見ましょう!
ストッキングは、冷え性だから履いたままと…

どれどれどれ…

ん?この格好どこかで見たことあるわよ…

そうそうそう、バニーガール!
あ・・・・・
確か男の人は皆…

高いお金を払ってでもバニーガール会いたがるって

そう聞いたことがあるわ…

よし!こらいける!

そうと決まれば、早速人員確保や!
単純ラムと…
そうや、世間知らずのあいつに頼も!


バニーラム

「…というわけで、ボランティアでバニーのお店をしようと思うの。
そこで、親友のラムちゃんにも手伝ってほしいのぉ〜♪」

「なんか怪しいちゃねぇ〜。ま、面白そうだからいいちゃよ♪」

「うわっ!軽いやっちゃなぁ〜!」

というわけで、早速着替えたラムちゃんですが…

「あれ?ランちゃんバニーの耳はぁ?」

「あら!うっかり用意するのを忘れちゃってた!
 マニアの目は厳しいから無いとまずいわね…
 よし、ラムちゃんちょっと行って買ってきてぇ〜。」

「わかたっちゃ、じゃお金。」

「ランちゃん今お金が無いのよ〜♪」

「お金がなきゃ買えないっちゃ。」

「だからぁ〜、そのお金を稼ぐためにこの店を…」

「あれ?ボランティアじゃなかったのけ?」

「う・うっさいわぁい!
誰かからお金借りてきて早(はよ)う耳買(こ)うて来いやぁ〜!」

「なんですか〜♪」

「な・なんやねん…、それ…」

「耳が無いから聞こえないちゃよ〜だ♪」



バニーおゆき

「…というわけで、ボランティアでバニーのお店をしようと思うの。
そこで、親友のおゆきちゃんにも手伝ってほしいのぉ〜♪」

「ボランティアとは見上げた心構えだわ。
あなたのその心意気に免じて…
30%の取り分でお手伝いいたしましょう。」

「うっ!さすがおゆき、がめついやっちゃのぉ…」


というわけで、早速着替えたおゆきさんですが…

「あれ?おゆきちゃんしっぽがついてないわよ。」

「ああ、あれ?あれは付けなくてよ。」

「いやいや、付けんとまずいんや、なんせ相手はマニアやから…」

「それはできなくてよ。」

「なんでやねん!」

「女は簡単に尻尾を出すものではなくてよ…」

「ややこしい女やなぁ…、こいつ…」


というわけで、結局バニーのお店は失敗に終わり、
ランちゃんの一攫千金は夢に終わりました。
めでたしめでたし♪

(Φ刄ウ) 「ちっともめでたくないわい!」


【番外編】

「いらっしゃいませだっちゃ〜♪」

「やあやあこれは素敵なバニさんだ!」

「ありがとうだっちゃ♪」

「あれ?でも耳がないね?」

「そうだっちゃ…」

「どうしたの?」

「話せば長くなるけれど、聞くも涙語る涙の物語だっちゃ…」

「まさかお経を書き忘れたとか?って耳なし法一じゃあるまいしね!あはは!」

「え!どうして分かったちゃ!?」

「ええぇ〜?!まじっすか〜!?」

「そういうわけで、今晩もお化けが来るのでお経を書かないといけないっちゃ…」

「お経を書く…(か・身体にだよな…ごきゅり…)」

「でも一人では書けないっちゃ…(チラリ♪)」

「わ・私でよければお手伝いを!」

「え?いいちゃ?」

「は・はい喜んで〜!」

「じゃ、ここにサインするっちゃ♪」

「え・はい・・」

「お一人様御あんな〜い!」

「え?え・え?え?」

「毎度おおきに〜♪」

「あれ?ランちゃん??」

「チェリーと書経をしようコースを選んでくれてありがとうございますぅ!」

「えええ?」

「ではここから先は別室で別料金となっております〜♪」

(・∀・)「ええええええ〜?」



「ランちゃん、さすがにこれはあくどいっちゃよ。」

「ふっ…、みんなビンボが悪いんやぁ〜!」



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