ラムとしゃんぷのアイドル物語
(無断転載禁止!)

   32  2008 節分

さて、今年もこの時期がやってまいりました!
ラムちゃんも気合充分!
そして、あれれ?
なにやらかなりの余裕の様子。
「今年は随分余裕ですね〜」
「無論だっちゃ!今年はうちらにも秘策があるっちゃ!」
「方法それはどんな秘策?」
「秘策けど話してあげるっちゃ♪」

ごにょごにょごにょ…

なるほど!
今年の鬼軍団は数が増えたんですね!

「さあ、そういうわけで今年もうちのあとを追いかけるといいちゃ!」

さて、今年もこの時期がやってまいりました!
ラムちゃんも気合充分!
そして、あれれ?
なにやらかなりの余裕の様子。
「今年は随分余裕ですね〜」
「無論だっちゃ!今年はうちらにも秘策があるっちゃ!」
「方法それはどんな秘策?」
「秘策けど話してあげるっちゃ♪」

ごにょごにょごにょ…

なるほど!
今年の鬼軍団は数が増えたんですね!

「さあ、そういうわけで今年もうちのあとを追いかけるといいちゃ!」



日本に来てかれこれ○年たったシャンプーちゃん。
もう大抵の日本の風習は理解できました。
だけども、毎年この時期だけはどうも首をかしげてしまいます。

節分の豆まきはいいあるな…
それは分かるある。
でもどうして、鬼の役は若い娘限定で、
しかも、トラジマビキニあるか?
おまけに、鬼の言葉が全員、

「だっちゃ!」

う〜ん、謎あるな…

ま、ラムちゃんにも誘われたし、この格好で頑張るあるな!

いや、シャンプちゃん!
それは一部の方たちの風習であって、一般的ではないですからね〜!

(=^^=)ゞ




さて、節分も近付いたある日のこと。
ラムちゃんはランちゃんを呼び出しました。

「最近レイとは上手くいってるちゃ?」
「な!なんやねんいきなり!」
「でもレイは大食いだから、デートの費用もかさむっちゃね〜?」
「そら、まあそやけど…」
「そこで、ただで食べ物がたくさん手に入る方法があるんだけれど〜?」
「ほ・ほんとうか!?」
「聞きたいちゃ〜?」
「うんうんうん。」
「話に乗るちゃ〜?」
「うんうんうん!」
「それじゃ〜、えいっ!」
「うわっ!お前、何するんじゃい!」

あっという間にトラジマビキニに着替えさせられたランちゃん!

そして、ラムちゃんはこう言いました。

「さあ、その格好でそれを持つっちゃ!」

「バケツ・・・?」

果たしてこの意味は?



さて、デート費用を浮かすべく、
ただで大量の食べ物が手に入るとランちゃんに持ちかけたラムちゃん、
その秘策とは一体何?


「おまえ?わしにこんな格好をさせてどないするんじゃい!」
「ランちゃんはその格好でそれを両手に持っていればいいちゃ♪」
「これって、おまえ…、バケツやんけ…?」
「そう!その格好でそれをもってれば…」
「持ってれば?」
「みんながお豆さんをランちゃんに投げてくれるから…」
「うんうん…」
「ランちゃんはただでいっぱいお豆さんを手に入れることが出来るっちゃ!」
「なるほど…」
「これでレイとのデートも心配いらないちゃ!」
「…なるほどなぁ。でもお前、ほんまにそんなに上手くいくんか?」
「大丈夫だっちゃ!うちを信じるちゃ♪」
「……」

ランの脳裏に今までの出来事が蘇り、
一抹も二抹もいやもっと多くの不安がよぎったことはいうまでもない。




とまあ、そういうわけでね
鬼の格好でお豆さんを手に入れに行ったランちゃんでしたが…

「どう?ランちゃんお豆さんは手に入ったけ?」
「…」
「うわぁ〜!こんなにたくさんお豆さん♪よかったちゃね〜!」
「うぉい!くぉら!ラムぅ〜!」
「ん?なんだっちゃ?」
「豆をぶつけられてこんなにボロボロにされたやんけ!」
「それがどうかしたっちゃ?」
「こんなにぶつけられるとは、いっこもわし聞いてへんやんけぇ〜!」
「うん、うちはぶつけられないとも言ってないちゃよ。」
「そやかて、おまえ、少しぐらいはあるやろう?」
「何がだっちゃ?」
「事前に聞いておけば、わしにかて心構えちゅうもんが…」
「それは仕方ないっちゃ、なんせただなんだから〜♪」
「そりゃまあ、そやけど…」
「それに昔から言うちゃ!」
「なんて?」
「ただより痛いものはない。」
「あほ!それは高いものはないや!」
「ありゃそうだっちゃ?でもおかげでこれでまた知識が増えたっちゃ。」
「わしに感謝せいよ。」
「うん、お豆さん出覚えただけに、これが本当の豆知識!」
「……(そうや、昔からこいつはこんな奴やった…)」」

ランちゃんは怒る気も失せ、二人は仲良くせっせと豆を集めましたとさ!

「豆だけに、きっちりと元のさやにおさまったよ♪」(゜▽゜)b




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