お絵かきのコーナー
(無断転載禁止!)
その67 秋


さて収穫の秋!
友引高校では社会見学のため農場へ実習に行くことになりました。
さて、その作業中のこと…

「ねえダーリン、これどういう意味だっちゃ?」
「なになに…、マムシに注意…、これは咬む蛇がいるから注意しろという意味じゃ。」
「なるほど…」
「お前は宇宙人だから毒がきかかんから大丈夫じゃ!」
「もぅ〜!そんなことないっちゃ!きっと大変なことになるっちゃ!」
「そのときは面堂にでも毒を吸い出してもらえ!」
「もぉ〜!」

しばらくして…

「きゃあ!」
「どうしたラム?」
「うち、かまれてしまったちゃ!」
「なにぃ!?どこ!?」
「…ここ。」
「…!」
「早く毒を吸い出したいのに、自分では吸い出せないっちゃ…」
「…」
「終太郎に頼むっちゃ…?」
「ばかいえ!今すぐ俺が!」
と、あたるが意を決しラムの内腿に吸い付こうとしたその瞬間!

「こらぁ〜!諸星何をしておる!」

怒号とともに、びんた一発!
しかし、あたるはすぐさま飛び起き、

「サクラ先生!!ちょうど良かった!ラムが!ラムがぁ〜!」
「ん〜?なになに?マムシにかまれた?どれ見せてみい。」
「…ここをかまれたっちゃ。」
「ん? おぬし、これは!」
「これは・・?」
「このかみ跡は蚊ではないか。」
「蚊?」
「大方この陽気で、やぶ蚊がまだ元気に飛んでおったのじゃろう。」
「でも痛いっちゃ。」
「おそらくラムは宇宙人なので、痒くなく傷むのであろう。」
「大丈夫け?」
「おそらく、つばでもつけておけばすぐに治るじゃろう。」
「じゃあ、やっぱりダーリンに舐めてもらうっちゃ♪」
「ふん、面堂にでも頼むんじゃな!」
「おぬしら、ええ加減にせんか〜!」

で、帰り道。

「秋だというに、紅葉の1つもゆっくり見れなんだわ。」
「うちは今きれいな紅葉を見てるっちゃよ♪」
「あん?どこ?どこにもないではないか。」
「こ・こ♪」

ラムが差し出した手鏡を覗くと、
そこには、紅葉のような真っ赤な手形のついたあたるの顔があった。

「うちはこの紅葉が一番好きだっちゃ♪」
「おま〜な!」


さて収穫の秋!
友引高校では社会見学のため農場へ実習に行くことになりました。
「か〜、たるいの〜。」
「ほんと、たるいの〜。」
「あれ?チビ、お前はうれしそうだな?」
「うん、ボクはたわわに実る果実とかが大好きなんだよ。」
「そうか?」
「ほら、たわわで見ているだけで楽しいじゃないか!」
「たわわぁ?」
「うん、たわわ。」
「たわわって、どういうの?」
「たわわっていうのは、ほら、こう、どういうか、たわわ〜って…」
「かぁ〜!よくも意味を理解できん言葉を嬉しそうに使うなちゅうの!」
「ごめんよ〜!」
「ところでおい、カクガリ、さっきから黙って何を見ておる?」
「…、うん、たわわ♪」
「はぁ?何をいっとるんじゃお前は?」
「あ!ほんとだ!たわわ♪」
「チビまで、、どこにいったいそんなものがあると…」

と、二人の視線の先にメガネが見たものは…

「あ・・・、たわわ♪」
「な!」「ね!」
「おおなんということ!思わず口から出たこの言葉!
意味すら知らぬこの言葉が、私の脳内を駆け巡る!
たわわ♪たわわ♪東京たわわ〜♪
わがご先祖様の、累々たる記憶の断片が、
今を生きるこの私のDNAにも、
新たな知識となって脳内を駆け巡り!
今この瞬間口から出でたのかぁ〜!
ああ!なんという奇跡!
なんという不思議!
たわわ♪たわわ♪横浜たわわ〜♪
かくかくしかじか、
とにかく、いますぐ、この私がするべきことは!
私の子孫にこの記憶を伝えることぉ〜!
今この目の前にある、「たわわ」の真実を、
未来永劫我が子孫の遺伝子に伝えん〜!」


「って、人のお尻を見て何大声で騒いでんのよぉ!」

【たわわ】
木の枝や稲の穂などに実がなったりしてしなやかに弧を描いて曲がっているさま。


今年は台風が来なかったので、
山々の緑はそのまま赤色に変わってきております。
猫飯店でも、お食事と一緒に紅葉を楽しんでもらおうと、
店内を紅葉の葉っぱで彩ることにしました。
「よいしょみょいしょ…」
「そんなに高いところで危なくないだか?」

「何いってるある、私の運動神経は知っているネ!」
「でも、ほら」
「なにあるカ!」
「ほらスカーとが!」
「え?」

ガラガラドシャ〜ン!

最後の仕上げをしようとしゃんぷーが姿勢を変えたときに、
運悪くスカートが脚立にひっかリ、ひっくり返ってしまいました。

「あたた…、せっかく赤くきれいに貼ったのに、またやり直しあるナ…
って、あれれ?
もう壁がきれいに赤く染まっているあるヨ!」
「ぷ・ぷ・ぷ・・・」
「おや?ムース鼻から血を出してどうしたネ?」
「パ・パ・パ・パ・・・パンツ・・・」
「ん?   きゃああああ〜!見るなアル〜!」

ちょうどこけた拍子に、スカートが脱げちゃったようで…

真っ赤な店内では、鼻血に染まり幸せそうなムースと、
恥ずかしさで赤く染まるしゃんぷーちゃん♪

これでめでたくすべて秋らしく真っ赤に染まり、
(*^人^*)「めでたし♪めでたし♪」






【l注意!】

この先は少し大人な作品です。


(・∀・)「15歳未満は見ないようにしてね!」





さて収穫の秋!
友引高校では社会見学のため農場へ実習に行くことになりました。

「ねえダーリン。マツタケってあの美味しいキノコのことだっちゃね?」
「そうじゃ。それがどうした。」
「こんなところにもあるものだっちゃね〜♪」
「バカ言え!こんなところにそうそう生えてるわけがあるか!」
「だってほら!」
「マツタケこちら?なんちゅ看板じゃ!」
「ね♪あれ?ダーリン看板引き抜いてどうしたっちゃ?」
「こりゃあもう独り占めしかあるまいて! 行くぞラム!」


「目標誘導よ〜し!順調にポイントに向かっておりま〜す。」
「よ〜し、早速若に伝えろ!」
「ラジャ−!」

次期面堂家当主の僕とあろうものが、
こんな格好で枯葉の中に潜むのも、これもひとえに、うひひ…♪
「ピーピー」
おや?連絡か?
なに、ラムさんが…こちっへ♪
みなのものでかしたぁ〜!

「ねえねえダーリン、マツタケってどこに生えてるものだっちゃ?」
「ん〜、なんやようわからんが、枯葉のある場所じゃないか?」
「ねえねえ、あそこにたくさん枯葉があるっちゃ!」
「どれどれ、おお!たくさん生えているではないか!ラム根こそぎとっちゃれ!」
「分かったちゃ〜♪」

よしよし、計画通りこちらが用意したマツタケに食らいついたな。
こうしてラムさんがマツタケに夢中になっている間に、
至近距離からコッソリ…ウヒヒ♪
おお!
おおおお!
おおおおおおお!
超ドアップ〜♪!
いかん、嬉しさのあまりつい体が反応してしまった!
静まれ!鎮まるんだ〜!僕の暴れん棒!

「あれ〜?マツタケって成長が早いっちゃね〜!では新鮮なうちにえいっ!」
(うわっわっ!)
「あれれ、新鮮なだけあってしっかりしてるっちゃ、えい!ぎゅぎゅ!」
(わわわわ♪)
「引き抜きにくいときいは、そっとゆすってみるっちゃ♪」
(あ…あ・あ…………うっ♪)
「あれれ?なんか飛び出て、急に小さくなっちゃたっちゃ?」
「ん?そりゃあ多分胞子じゃろ、来年のためにそこら辺に撒いておけ。」

本当は「胞子」じゃなくて、ラムちゃんの「奉仕」だったんですがね〜♪

(=^^=)ゞ「ベタなネタですんません・・」








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