ラムとしゃんぷのアイドル物語
(無断転載禁止!)
   3  新春かくし芸大会

さて、新春の「かくし芸大会」です。
今年はラムちゃんも出演しているわけですが、
普段から、飛んだり、電撃を出したりの彼女のこと、
自然と周囲の期待も高まります。
「一体どのようなすごい芸が飛び出すのだろう?」
事前の取材に対しても、ラムちゃんはこういうだけ。
「秘密!当日のお楽しみだっちゃ♪」

さあ、いよいよ本番当日です、
ステージに登場したラムちゃんはバニーの衣装!
さてはマジックか?
多くの視線が注目する中ラムちゃんが取り出したのは…
「ヨーヨーとケンダマぁ?!」

(ふふふ…、みな驚いてるちゃ!
なんせウチの星でもこの二つを操れるものはそうはいないっちゃ!)

にやりと不敵な笑いを浮かべてヨーヨーとケンダマに熱中するラムちゃん。
しかし、
それは地球ではこどものおもちゃですから〜!
残〜念!

後日事務所でこの放送を見ていた時のこと…
同じ事務所の先輩アイドル「しのぶがこう言いました。
「だから、私の教えてあげた、机お手玉にすれば良かったのよ!」

その場にいたみんなが、思わず心の中で突っ込んでいました。
(ムリムリムリ!それは、あんたしかでけへんやろ〜!)


「ふむ、あの鬼娘伝説の暗器、
分銅付的槍付金槌回転衝撃爆砕玉
自在に操るとはなかなかのものネ…」
控え室でモニターを見つめるシャンプちゃんは、
新春かくし芸大会でケンダマとヨーヨーを操るラムちゃんを見て、
そうつぶやいていた。
と、その時、
「しゃんぷちゃ〜ん!出番ですよ〜!」マネージャーのムースが声をかけた。
「ハ〜イ分かったアル!」
「でも大丈夫しゃんぷーちゃん?こんどの相手は水泳大会とは違うよ?」
「大丈夫アル!」
「でもみんなシャンプチャンの体に触ろうとやる気まんまんだよ〜。」
「心配ないアル、誰もワタシの体に派指一本触れさせないネ!」
さて、ムースが心配するのも無理はない、
今回かくし芸大会で、
しゃんぷちゃんは男10人相手に乱取りをするというのだ。
しかも水着で…
そんなことだから、腕に自信のある男たちが大勢名乗りをあげてきて、
その中でも選りすぐりの強い者10人が相手に選ばれたというわけなのです。
そう、全員下心丸出しで…
いくら拳法の達人とはいえ女の子、しかも水着の
男たちはなにやら囁きあっています、どうやら集団で襲いかかって、
ぱふぱふやもみもみを企んでいるようです!
さてどうなるのでしょうか?!いよいよ本番です。

開始の銅鑼が鳴り響きます!
男たちはいっせいに飛び掛ります!
あ〜!しかしなんということ!
誰一人としてしゃんぷちゃんに触れることなく吹き飛んでゆきます!?
こ?これは?!どうなっておるのだ!?
みんなが呆気にとられているなかしゃんぷちゃんがこう言いました。
「これは百歩神拳ネ!気で相手を吹き飛ばすヨ。
私たち女傑族は男性に負けるとその者と結婚せねばならないネ、
たから、こうして技を磨き変な男に引っかからないようにしているネ!」

この言葉を聞きテレビを見ている誰もが同じことを考えました。
「つまり、しゃんぷちゃんを打ち負かせば、彼女と結婚できるのだ…」

翌日、「空手通信講座」の申し込みニ多くのものが殺到したとのこと。
無論マネージャーのムースも自宅で一人教本片手に練習していることは、
言うまでもない。
でも目が悪いから、読み間違えて間違った練習をしてるんだよね〜♪



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