ラムとしゃんぷのアイドル物語
(無断転載禁止!)

   15  レコード大賞

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「ん?何か元気がないな〜?どうした?」
「今日はレコード大賞の発表だっちゃ…」
「そうじゃな?でもこの間までは自信満々だったではないか?」
「だって…、だって結局トラジマは、一勝もできなかったっちゃ。
それに今年一年を思い出したら、怪獣になったり、お笑いしたり…」
「そんなことはない、お前はよく頑張った。さあいって来い!」
「…、うんだっちゃ。」

そして数時間後、ステージに上がり最後の発表を待ちます。

ドコドコドコドコ・・・

「本年度のレコード大賞は〜!」

「ラムさんです〜!」
「えっ!?」


おめでとうラムちゃん♪ヽ(・∀・)ノ

15B.PNG - 15,741BYTES さて、いよいよ新人賞発表の当日です。

「しまったある。結局初々しさのアピールをしそこねたね!」
「いや、大丈夫だ。おらは確信してるだ!」
「そうあるか?でもあんまり歌を歌った記憶がないある…」
「自信を持つのじゃシャンプー!絶対取れるに決まっておるだ!」
「そ・そうあるか…、でも…」
「でも?」
「もし賞が取れたらどうしたらいいあるかな?」
「うむ、そのままのシャンプーが認められたということじゃから、そのままでいいだ!」
「ふんふん…」
「そう、初心忘れるべからず!」
「初心・・初心、忘れる、べからず・・」


そして発表の時、ムースの行ったとおり名前を呼ばれたしゃんぷーちゃん。
受賞の感想を聞かれます。

「おめでとうございます。今の心境は?」

(え〜っと、なんだっけ、確か…、初心…、初心…、初心者、ビギナー? うん、そうだ!)
「ビギナーズラックあるね!」
「…え?」
「こんなに多くの諸先輩方を差し置いて、
私のような初心者がもらえるなんて本当に運がいいだけあるね!」
「…え〜っと。」
ん〜、しゃんぷーちゃん?
それは何か違うよな気がしますが…

15C.PNG - 51,616BYTES さて、レコード大賞受賞の翌日です。
「おや?ずいぶんリラックスしておるな。ところでな…」
「なんだっちゃ?」
「来年のスケジュールの件だがな…、ん?どうした?何をニコニコしとる?」
「だってうちは鬼だっちゃ、来年の話を聞くと鬼は笑うものだっちゃ♪」
「…、まあええかその顔見たら仕事の話はしたくなくなった。どれ今日は一緒にごろごろするか。」
「うわ〜い!ダーリンとごろごろ〜♪」
「そんなに嬉しいのか?」
「だって、こんな格好でごろごろできるなんて、二人はまるで…」
「こんな格好でゴロゴロ〜?雷様か?」
「違うちゃ!新婚さんだちゃ〜!ほんとにもうダーリンにはムードがないっちゃ」

この季節には珍しく、暖かな小春日和のことでした。

*そうそう、この世界ではレコ大発表は大晦日ではないということで…
(=^^=)ゞ




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